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なぜ、文章を書くのに時間がかかってしまうのか?

なぜ、文章を書くのに時間がかかってしまうのか?


文章を書くのに時間がかかってしまうのには、さまざまな理由があります。
その理由は人それぞれです。

本記事では、「文章を書くのに時間がかかる理由」について、1つずつ解説していきます。


理由その1:「誰に、何を伝えるか」が明確でない

これが決まっていないと、「自分が言いたいこと」だけを伝える文章になってしまいます。

極端に言うと、自慢話のようなものになってしまうことも。

そんな話を聞きたい人が、果たしてどれほどいるでしょうか。

自分が話したいことではなく、「読者が知りたいこと」を伝えることが重要です。


理由その2:知らないことは書けない

人は、知らないことは話すことも、書くこともできません。
逆に、詳しいことなら、いくらでも書けるはずです。

「好きなこと」「趣味」「推し活」「習い事」「長年続けたこと」「仕事」など、普段から何気なくやっていることも含めて、さまざまな題材があります。

たとえば「掃除」。
掃除の方法や道具にはいろいろあります。

しかし、普段から当たり前のように行っていると、それが“普通”になってしまい、価値に気づきにくくなります。
けれども、効率的な掃除の方法やツールを知らない人もいます。

そんな人に、効率的な掃除のやり方を教えると喜ばれます。

「知っていることは書けるけれど、知らないことは書けない」

では、知らないことを書くにはどうすればいいのでしょうか?

答えは、「情報を集めること」です。


情報収集のポイント

ただし、「どのような情報を集めればよいか」が決まっていなければ、無駄な情報ばかりを集めてしまうリスクもあります。

情報の集め方にはさまざまな方法がありますが、最も重要なのは、最初に**「誰に、何を伝えるか」**をはっきりさせておくことです。

そうすれば、「どのような情報を集めればよいか」が明確になります。

一方で、ターゲットが不明確なまま進めると、情報が多くなりすぎて、

  • 「あれもこれも書かなきゃ」
  • 「まとまりのない記事になってしまった」
  • 「読者にとって無駄な情報が多い」

といった問題が起きがちです。


理由その3:情報の集め方がわからない

収集すべき情報が決まったら、次はそれを集めるだけです。

最も手軽なのは、Web上での情報収集です。
しかし、注意が必要です。

インターネット上の情報は、すべてが正しいとは限りません。
特にSNSでは、正確性に欠ける情報も少なくありません。

信頼できる情報源としては、以下が挙げられます:

  • 有名企業やメディアが発信するWebサイト
  • 書籍(最も信頼性が高い)
  • 図書館や書店での資料

書籍を活用することで、より正確で深い情報を得ることができます。


理由その4:記事の構成が決まっていない

記事には「構成の型」が存在します。

これを知らずに書き始めてしまうと、読者に読まれない記事になってしまう可能性も。

一行目で読者が読むのをやめてしまう、というリスクもあるのです。


代表的な構成「PREP法」

PREP法は、論理的で読みやすい文章を書くための基本構成です。

  • P:Point(結論)
    最初に結論を端的に述べる。
  • R:Reason(理由)
    なぜそうなのかを説明する。
  • E:Example(具体例)
    事例やデータで裏付けする。
  • P:Point(再結論)
    最後に結論を繰り返して締める。

PREP法の例文

  • P(結論)
    掃除をもっとラクにしたいなら、スティッククリーナーがおすすめです。
  • R(理由)
    コードレスで軽いので、思い立ったときにサッと使えるからです。
  • E(具体例)
    たとえば、食べこぼしや髪の毛も、大きな掃除機を出すことなく片手でパッと吸い取れます。
  • P(再結論)
    だから、いつでも手軽に掃除できる快適さを求めるなら、スティッククリーナーが最適です。

他にも構成の型はたくさんありますが、まずはこの「PREP法」を使ってみると良いでしょう。


理由その5:校正に時間がかかりすぎる

校正を行うために、自分が書いた記事を読み始めると…

  • 「なんか違和感があるな」
  • 「同じ言葉が何度も出てくる」
  • 「意味が伝わるか不安」
  • 「情報が足りないかも」
  • 「文章のリズムが悪い」
  • 「表現が当たり前すぎる」
  • 「一文が長すぎる」
  • 「文体が統一されていない」
  • 「構成がおかしい?」
  • 「この順番でいいのか?」

などと気になって、何度も修正したり、情報収集に戻ったりしてしまう…。
結果、執筆そのものよりも時間がかかってしまうことも。


効率的な校正方法を知る

校正にも効率的なやり方があります。

それを知れば、時間を短縮できるだけでなく、仕上がりも格段に良くなります。


良い記事を効率的に書く5つの手順

簡単にまとめると、以下の5つが重要です。

  1. ターゲットを明確にする
  2. 書く内容を決める
  3. 適切な情報を集める
  4. 文章の構成(型)を理解する
  5. 効率的な校正方法を身につける

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