取材先のアポ取りもできると、ライターとしての仕事の幅がぐっと広がる。
クライアントによっては、文章のライティングだけでなく、「取材先のアポ取り」をライターに求めることもあります。
企画や取材先は決まっていて、「こんなテーマの記事を書いて欲しいので、○△×に取材に行って記事を書いて」と、ほぼ丸投げということも。
中には、出来上がった原稿を取材相手に見てもらってOKを取るところまで任されることもあります。
「ライター自身が取材先にアポを取って仕事している」というケースが、ライター全体の何割くらいいるのか定かではありませんが、Webライターを含めるとそれほど多くはないでしょう。
しかし、
「取材先にアポ取りするのは、フリーランスのライターとして当たり前」
という仕事をしているライターがいるのも事実です。
「取材先のアポ取り」をやるライターは少ない? だからこそ武器になる!
「在宅ライター」「Webライター」という種類のライターの場合は、取材先へのアポ取りや、取材そのものを敬遠する傾向があります。
「家やカフェで自分の都合の良い時間に仕事をしたい」
「対人関係をつくるのは苦手。できることなら取材は避けたい」
というタイプの人が多いからです。
「ライターなので、文章を書くことだけに専念したい」というのが、多くの「在宅ライター」「Webライター」の本音。
ライティング以外の煩わしいことはやりたがりません。
と言うことは、「取材のアポ取り」は、強力な武器になるということです。
取材のアポ取りもすれば、通常よりも高めの料金で仕事を受けることが可能になります。
特に「取材アポ取り費用」という名目はありませんが、「取材費」として別費用を請求するのが一般的です。
「アポ取りを含めた取材費」と「インタビューのみ取材費」などがあります。
当然のことながら、「アポ取りを含めた取材費」の方が料金は高めです。
料金については、正式に仕事を受ける前にしっかりと確認または交渉しましょう。
アポ取り意外とカンタン? 取材のアポ取り方法
「アポ取りできるようになって、仕事を増やしたい」
そう思ったけれど、「取材のアポ取りって、どうすればいいの?」という人もいるでしょう。
しかし、そんなに難しく考える必要はありません。
アポ取りの基本は、
「話を聞きたいので時間を作って欲しい」
とお願いすることです。
その際、相手にどんなことを伝えてお願いすれば良いと思いますか?
まずは、考えてみましょう。
あながた、取材される立場だとしたら、逆にどんなことを知りたいですか?
「連絡を取ってきた相手がどこの誰なのか?」
「何のために連絡してきたのか?」
「何を望んでいるのか?」
「どんな話を聞きたいのか?」
「なぜ、その話を聞きたいのか?」
「いつ、取材するのか?」
「撮影もするのか?」
「時間はどれくらいかかる?」
「取材に答えて、どんなメリットがあるのか?」
etc.
こんなことを知りたいを思うのではないでしょうか?
これらに対する回答が、取材アポ取りの際に相手に伝えることです。
取材のアポ取り方法
・目的を告げる
「こんな媒体に、こんな記事を掲載したい。そのために話を聞きたい」
・アポイントの要望
「直接伺って○○に関する話を詳しく聞きたいので、○月○日前後で、1時間前後時間を取って欲しい」など、詳細を伝えます。
予め候補日時を複数用意しておくと良いでしょう。
これが、アポ取り時に伝えることの基本です。
名前が知られている媒体で、相手のPRにつながることなら、スムーズに話がまとまると思います。