ライティング 取材・インタビュー

インタビューした内容のライティング方法は?

記事の構成をまとめる

取材を終えたら、原稿の執筆です。

基本的には、原稿の構成(伝えるポイントや原稿の体裁など)は、事前に決めておくものですが、取材・インタビューの内容によっては、予想していた内容とまったく異なる場合もあります。

その場合は、構成案を変更することもあります。

いずれにしても、まずは取材ノートを読み返し、ポイントとなる内容やキーワードを拾い、どのような構成にするかを考えます。

取材メモを見返す

 

テープの書き起こしについて

取材内容はICレコーダーに録音しますが、テープ起こしをする機会はまずありません。

それどころか録音したものを聞き返すことも滅多にありません。

聞き返すとしたら、固有名詞・専門用語、数字などを確認するくらいです。

では、何のために録音したのか。

念のためであり、万が一のための保険のようなものです。

また、仕事の依頼主である編集プロダクションや代理店、取材相手先に対して「私はプロですよ」とアピールする、ちょっとしたパフォーマンスです。

記事を書くときに頼りにするのは「取材ノートと記憶」です。

このふたつを元に文章にします。

記憶は、印象に深く残っている言葉やエピソードなどです。

テープの素起こしをして、その原稿を読み、ポイントを拾い上げ、構成を練り、原稿の執筆を行ったこともありますが、非常に時間がかかります。

しかし、録音したものを聞き返さなくても、ノートのメモと記憶できちんと書けることがわかってからは、一切録音を聞き返すことはしていません。

テープ起こしをしてから原稿を書くというスタイルをとっているライターの方もいるようですが、たいていの場合は取材録音を聞き返すことなく書けるものです。

一度試してみればわかります。

テープを聞き返したり、テープ起こしをしている「プロ」のライターはほとんどいないでしょう。

ただし、必ず聞き返す取材もあります。

取材から時間が経ってしまった場合や、固有名詞、名前、数字、専門用語などです。

ICレコーダー(ボイスレコーダー)

 

記事のパターン・文体

  • 1人称形式
  • 3人称形式
  • インタビュー形式
  • 座談会形式(インタビューの相手が複数の場合)

これらが主な記事の形式です。

 

1人称の記事

「移動式のスーパーとは、買い物が不便な地域を巡回して商品を販売するサービスです。

お客様にお店に来てもらうのではなく、こちらからお客様のところに出向く。それが移動式スーパーです。

と、取材対象者が語っているような文章です。

文体は「です・ます調」が基本です。語り口調を取り入れることもあります。

3人称の記事

ここ近年、買物難民が急増しているが、それは地方だけの話ではない。

東京都やその他大都市でも小売店の数が減っているために、日常の買い物に困っている人たちが増えているのが実態だ。

株式会社△◯▢の新サービスは、そんな買物難民にとっての救世主である。

「この時代に、普段の買い物ができない暮らしなんて、おかしいですよね」と同社の鈴木一郎社長は切り出した。

といった感じで、ライターの視点から表現した文章です。「である調」の文体が基本です。

 

インタビュー形式

ーこのサービスの特徴を教えてください。

鈴木 はい。ひと言で言うと、移動式スーパーです。これは……。

と、質問と答えで構成された文章です。「ですます調」です。時には語り口調をそのまま使うこともあります。

その他、対談形式や座談会形式などもあります。

座談会を記事にまとめる

推敲をして、より良い文章にする

書き上げた文章は推敲します。

誤字脱字のチェック、言い回し、固有名詞、数字の確認などを行います。

個人名、企業名は絶対に間違えのないよう充分に気をつけましょう。

また、全体の流れをよくするために文章を変えることもあります。

 

記事の文字数について

雑誌などの紙媒体の記事の場合は、ほとんどの場合文字数が決まっています。

なぜなら、物理的にスペースが限られているからです。

400字±10文字といった指定もあれば、540文字ピッタリなど、厳密に文字数が決められていることもあります。

文字数指定がある場合は、第1稿の文章はちょっと長めに文章を書き、見直しの段階で不要な文章を削っていくと、文章を指定された文字数内で流れの良い文章がつくりやすいでしょう。

Web媒体の場合は、スペースの調整がしやすいので、文字数はかなりアバウトです。

1,500文字以上3,000文字以内

3,000文字以上

など、ざっくりしています。

原稿用紙

最近のSEO対策の傾向として、長文の文章が求められることが増えています。

いわゆるGoogle対策です。

「文章の質と量により、検索結果が上位になる」と考えられているためです。

「最低6,000文字」「平均10,000文字」などと最低文字数を定めているWebメディアも少なくありません。

※実際に、人気Webメディアを運営している複数の会社に取材して得た情報です。

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