「良い文章って何?」一般の人と、プロのライターでは認識が異なります。
Webライターを目指す人の多くが、「良い文章を書けるようになりたい」と望んでいます。
では、「良い文章」とは、どんな文章なのでしょうか?
皆さんは考えてみたことはありますか?
「良い文章」の捉え方は、人によってまちまちです。
というわけで、ライターカレッジで、一般の人100人にアンケートをとってみました。
「良い文章とは何か?」を100人にアンケート
『良い文章』とは、どんな文章だと思いますか?あなたの考えかをお聞かせください。
という質問に対して自由に記述してもらいました。
20〜60代の男女です。職業はまちまち。会社員、自営業、フリーランス、専業主婦etc.
ほとんどがライターとは無縁の仕事をしている人たちです。
アンケート結果
結果は、概ね下記の通りになりました。
画像↓をクリックすると拡大できます。
最も多かったのは、「誰が読んでもわかる文章」です。
「誰が」というのは、年齢・性別関係なく、あらゆる人が読んでわかるという意味です。
難解な言葉を使わず、やさしい言葉でわかりやすく書かれている文章です。
次に多かったのは、「わかりやすい文章」です。
こちらは、誰にという設定はなく単に「わかりやすい文章」という内容でした。
やや抽象的で少しぼんやりしていますが、「良い文章」=「わかりやすさ」と考えている人が多いようです。
3番目に多かったのは「読者に伝わる文章」です。
「書き手が伝えようと意図していることが、読者にきちんと伝わる内容の文章」になっているという意味です。
4番目は「起承転結がしっかりしている文章」でした。
5番目は、
「読者にとって有益な情報、役立つ内容の文章」
「句読点のつけかたが適切な文章」
「簡潔な文章」
でした。
アンケートの回答は、どれも「良い文章」にとって大切な要素です。
Webライターを目指している人たちが勘違いしがちな「良い文章」とは?
「書くことが好き、書くことを仕事にしたい」という人の多くが、「良い文章」「上手な文章」を書こうとします。
そして、「うまく書こう」と力んでしまって筆が先に進まない。そもそも書き出せない。
そんなふうに「良い文章」の呪縛にかかってしまっているようです。
プロのライターは、「良い文章」をどのようにとらえているか?
ベテランのライターほど、「うまく書こうと意識する必要はない」「文法や表現に神経質にならなくてもいい。基礎を押さえれば十分」「起承転結も気にしなくてもいい」と言っています。
大切なのは、
「読者に役立つ内容をわかりやすく書く」
ことです。
Webライターを含むライターの仕事は、読者の役に立つ情報を提供すること。
だから、プロのライターたちは自分たちのことを「サービス業」と捉えています。
ライター、Webライターを目指している方は、
「読者に役立つ内容をわかりやすく書く」
ことをを意識してみましょう。