Webライター・在宅ライターを目指している人や、既にライターとして活動している人にとって、文章力を上達させることは尽きることのない課題です。
では、プロのライターたちは、どうやって文章力に磨きをかけているのでしょうか。
その一例をご紹介します。
目的を持って文章を読むと、文書力が格段にアップする
良い文章を読むことは、文章上達の近道です。
さらに、目的を持って文章を読むと一段と文章力がアップします。
「目的を持って読むって、どういうこと?」と思うか方もいっしゃることでしょう。
小説やエッセイなどは、楽しむために読むものであり、たいていの場合、目的などありません。
何かを読むときは、
「読みたいから読む」「興味がある、面白そうだから読む」という人がほとんどだと思います。
あるいは「知りたいことがある」からだと思います。
これらも目的には違いありませんが、「文章を上達させるための目的」という意識を持って読書をすると、文章力向上につながります。
目的を持って文章を読み、文章力に磨きをかける方法
まずは、目的を明確にすることが肝心です。
「文章力を上達させたい」といった漠然とした目的ではなく、さらに細分化していきましょう。
目的を細分化するのに役立つのが、弱点の洗い出しです。
文章作成におけるあなたの弱点は何ですか?
・文章を書いている途中で、次に何を書いたら良いのかわからなくなる。
・いつも似たような表現を使ってしまう。
・書き出しに時間がかかってしまう。
・文体がしっくりこない。
など、様々な課題があるのではないでしょうか。
「書き出しに時間がかかってしまう」
ことが課題であれば、「書き出しはどうなっているのか?」といことを目的にすればOKです。
目的が明確になれば、次に何をすれば良いかも見えてきます。
次に行うのは、「読む文章を探す」ことです。
これから書こうとている文章と構成や分野が似ている記事を探します。
ネットの記事(できればしっかりした会社が運営しているサイト)、書籍、雑誌、フリーペーパーなど、あらゆる文章を参考にしてみましょう。
「文章構成は、どうなっている?」
「文体は?」
「出だしは?」
「文章の締めくくりは?」
「自分が読んで惹かれた部分はどこ?」
など、どんなことでも良いので、自分なりの目的を明確にしてから文章を読んでみましょう。
「目的を持たずに文章を読む」と「目的を持って文章を読む」とでは、大きな差が生まれますので、文書力アップを目指す方は、目的を持って読むことをお勧めします。